「銀河鉄道の夜」より~私が命を感じる言葉
6月 15, 2012 1:26 pm 「銀河鉄道の夜」より~私が命を感じる言葉 はコメントを受け付けていません宮沢賢治の作品に触れていたら、自分の世界観と非常に相通じるものがあり、実はとても熱心な仏教徒だったと知った時、なるほど、諸宗教はコアなところで分かち合い、つながっているんだと感動したものでした。彼は、37歳で亡くなる時に...
宮沢賢治の作品に触れていたら、自分の世界観と非常に相通じるものがあり、実はとても熱心な仏教徒だったと知った時、なるほど、諸宗教はコアなところで分かち合い、つながっているんだと感動したものでした。彼は、37歳で亡くなる時に...
今日、図書室での朝HRに顔を出していると、ある一人の中学生が「銀河鉄道の夜」を手にもちながら、「先生、私が一番好きな本なんです」と話しかけてくれました。思わず即座に「私もなのよ。大好きな本が同じなのね」とこたえました。そ...
校長室の机上に、一枚の書きかけのカードがあります。一人の生徒のために書いている途中です。このカードはアメリカ人のシスターの手作りで、E.E. Cummings (Edward Estlin Cummings, 1894年...
入学式から3日がたって、校門の桜がちょうど7分咲きです。なんと美しいのでしょう。新入生たちの制服も、たった3日で随分美しく着こなせるようになったと思うのは私の錯覚でしょうか。入学式の式辞で、私は新入生に知ってほしい3つの...
美しい書を頂きました。校長室に入ったところに掲げました。部屋が凛とひきしまりました。この言葉は、マタイによる福音書のはじめの部分に出てきます。イエスのご誕生に際して、主の天使がマリアの夫ヨセフに告げられる場面に登場します...
今日で8月が終わります。27日の始業式以来、毎日午前中は授業がありました。文化祭準備やクラブ活動で、今日は土曜日でしたが、夕方下校時刻ギリギリまで皆忙しそうでした。 今月のど真ん中、私は、まだドイツにいて、我が修道会と学...
今朝、無事に京都に戻りました。8月4日から昨日までに入国した国は、ドイツ、オーストリア、イタリア、イギリス、滞在した修道院があった場所と言えば、ドイツはバイエルン管区本部のミュンヘン、マザーのご生家のシュタッタムホフ、オ...
英国ノリッジには、私たちと同じ聖母マリアの名を頂いておられる学校があります。フランスの修道会が1880年台に英国に学校を設立され、今は教区立になっているカトリック学校で、ノーフォーク州屈指の名門校です。今日はその学校から...
私の旅も終わりに近づきました。私を精神的、物理的にサポートしてくださったシスター方、女学院の教職員の方々、私の家族、ドイツ、オーストラリア、総本部のシスター方には、心より深く感謝しています。私の精神を鼓舞し、神への信仰を...
昨夕英国ノーフォーク州ノリッジに入国しました。焼けつくローマとは打って変わり、こちらは昼間でも25度前後の肌寒いお天気です。中世の香りが上品に漂うこの町は、最近「文学の街」として、英国で初めて世界文化遺産に登録されたこと...
今朝、ローマを発ちます。8月4日から今日までの私の巡礼の旅を様々な側面から支えて下さった日本の、そしてヨーロッパのすべての皆様に心から感謝いたします。 今から今回の最後の業務であるイギリス、ノリッジに向かいます。こちらで...
今日は、紀元前から4世紀頃までローマ時代に繁栄した港町、オスティアを訪れました。理由は、マザーテレジアが修道会の会憲を作るに当たって、その精神が基になったと言っても過言ではない、4世紀の聖人アウグスティヌスが、同時代に、...
日本の皆様、私はお陰さまで体調もよく、元気に旅を続けています。私を派遣して下さったノートルダム教育修道女会の皆様を始め、毎日私のために祈っていて下さっている多くの私の愛する人々、私の不在の間、学校を守って下さっている教職...
今日は一日がかりで、ウィーンからアムステルダム経由で晩7時前にローマに到着しました。ここローマが、ノートルダム教育修道女会の総本部(Generalate)です。写真には見憶えのある方が写っていますね。シスターロクサーンで...
午前中は、女学院が深く関わりを持っているジョブ神父様について、シスターべアトリックスから壮大で感動的な講義を授かり、午後はシェーンブルン宮殿に出かけました。修道院からトラムで数駅で、雄大で絢爛な宮殿に到着。17世紀から1...
こちらは、豪華絢爛な聖ペトロ教会です。18世紀にバロック様式で建てられました。シスターべアトリックスによると、ゴシック様式は、人々を神へと連れていく、だから上へ上へと昇って行く。バロック様式は、神を、天を、地上へ引っ張ろ...
ミュンヘンから列車で3時間ほどで、ようやくウィーンに着きました。ドナウの雄大な流れに見守られながらいつの間にか国境を越えてここまで辿り着きました。オーストリア・イタリア全域の管区長でいらっしゃるシスターべアトリックスが、...
ミュンヘンでの今晩を最後に、明日はウィーンに向かいます。マザーテレジアのお墓の前に佇み、日本から持参した女学院教職員の写真を墓石の上に置き、一人一人の名前を読み上げて祈り、マザーテレジアの取り次ぎを願いました。写真のない...
この美しいマザーテレジアの生家とも、そこに暮らす、もの静かで愛深いシスター方とも、しばしのお別れです。 出発前の、アレキサンドリア院長様とのショットです。
シュタッタムホフのマザーテレジアの生家のガーデンには、間違いなくマザーが汲まれた井戸が、今もひっそりと佇んでいます。私も同じ水を引き上げようとしています。生活に直結したであろう同じ水に触ると、マザーがカロリーナと呼ばれた...