エッセイ あなたはいつも私の心の中に

校長室の机上に、一枚の書きかけのカードがあります。一人の生徒のために書いている途中です。このカードはアメリカ人のシスターの手作りで、E.E. Cummings (Edward Estlin Cummings, 1894年 – 1962年、米国)の詩の最初の一行が引用されています。これは私が大好きな詩です。カードには、言葉と共に真っ赤な大小のハートが5つ、描かれています。
 
校長室の窓際に、一つのガラス細工が掛っています。今年3月に、中学2年生の長崎研修に同行した時に、大浦天主堂近くのガラス細工のお店に生徒たちと入ってみました。その時に買い求めたウインド・チャイム。ピンク色の天使が羽を広げて、両手に何かを持っています。真っ赤なハートです。

 

今日、真っ赤なハートでつながっているこのガラスの天使とカードを一緒にしたら、こんな素敵は写真になりました。心と心がつながっていることをよく示しています。だれかのハートをこのようにいつも大切に持ってくれている天使は、私に、大切なことを見失わないでと、絶えずメッセージを与えてくれています。書きかけのカードを書き終える時、この天使はきっと、私のハートを届けてくれるでしょう。私は生徒たちの心をいつも、私の心の中に抱きたいと思っています。私がどこにいようとも何をしていても、彼女たちの心と共にいられたら、と心から思っています。
 

以下はこの詩の全文です。

映画でも登場したらしいですので和訳は存在しているようですが、私なりに和訳してみようと思っています。GWの終わりまで、お待ちください。
 
I carry your heart with me
I carry it in my heart
 
I am never without it 
anywhere I go you go, my dear; and whatever is done
by only me is your doing, my darling
I fear no fate for you are my fate, my sweet
I want no world for beautiful you are my world, my true

and it’s you are whatever a moon has always meant

and whatever a sun will always sing is you
 
here is the deepest secret nobody knows

here is the root of the root and the bud of the bud

and the sky of the sky of a tree called life; 
which grows higher than the soul can hope or mind can hide
and this is the wonder that’s keeping the stars apart
 
I carry your heart 
I carry it in my heart
 
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