取っておきの一枚

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今朝、無事に京都に戻りました。8月4日から昨日までに入国した国は、ドイツ、オーストリア、イタリア、イギリス、滞在した修道院があった場所と言えば、ドイツはバイエルン管区本部のミュンヘン、マザーのご生家のシュタッタムホフ、オーストリアは、管区本部のウィーン、イタリアは総本部ジェネラレイトのあるローマ、そして最後、学校の業務があった英国だけはホテル住まいでしたが、ノリッジです。訪問した街は、ドイツは修道会発祥の地ノインブルグ、イタリアでは、聖フランシスコの住まわれたアシジ、古代遺跡の街オスティア・アンティカ、そして、もちろん、ローマの中に位置するバチカン市国(これは街ではなくローマ教皇を中心とした国家)です。18日間の訪ヨーロッパは、旅としては決して短くありませんが、それぞれの場所、一つずつの出会いが私に与えたインパクトを思い起こせば、一日はあまりにも早く、滞在の日々は瞬く間に過ぎ去ったと言えます。たとえ瞬く間に過ぎたようでも、この地上での今後の私の心の旅路が、常に神の恩寵の中にあることを私が決して忘れないようにと、この旅はきっと私の中に生き続けるでしょう。 
写真を少なからず撮りましたが、その中で、今までの日記には登場したかった、この旅の中で取っておきの一枚をご紹介します。この3人は、ミュンヘンの本部で出会ったヨーロッパで最も若いシスターたちです。私の左お隣りは本国がスロベニア、その後ろがベトナム、私の右隣りは地元ドイツの方で、この15日が初誓願式でした。ノートルダムのシスターになるために、最初の誓いをたてられた方々です。写真はその数日前、まだノビスの彼女たちです。式の当日は、私はもうローマにいました。午前10時、総本部の聖堂で、心を合わせていました。ノートルダムのファミリー・メンバーとして、私たちはどこで生きようとも、心と心はしっかりつながっています。 

旅の日記はこれにて最終章となります。今までご愛読頂き、誠にありがとうございました。「学校長の日記」は、これからも続けるつもりです。27日から二学期が始まと、話題は校内のこともたくさんお伝えできればと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

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