ジョブ神父様のこと

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午前中は、女学院が深く関わりを持っているジョブ神父様について、シスターべアトリックスから壮大で感動的な講義を授かり、午後はシェーンブルン宮殿に出かけました。修道院からトラムで数駅で、雄大で絢爛な宮殿に到着。17世紀から18世紀に建立されたこの宮殿は、多くのロイヤルたちの夏の館でしたが、中でもマリーアントワネットの母君でもあったマリアテレジア大公妃は有名です。そして、もっと時代が後になり、ドイツからお嫁入りしたカロリーナ皇妃の時代に、彼女の聴罪司祭として、ジョブ神父は彼女に伴ってウィーンに来られ(1817-1834)、その時代に、私たちのマザーテレジア(当時はカロリーナ・ゲルハルディンガー)の修道院設立に多大に貢献されます。長くなるのでこの辺りにしますが、午前中のジョブ神父の生き様のレクチャー、彼のご墓前での祈りの後、現実に彼が深く関わられた宮殿を見ました。この世の最高の権力と富の、すぐそばに静かに佇みながら、決してそれらに執着することなく、貧しい人々の側に常に立ち、女性の教育への強い必要を、マザーと共に、彼女を支えながら実現されたジョブ神父様に、心からの熱い敬意を捧げる一日です。

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