エッセイ 凛とする詩

凛とする詩

 

今日は、私の大好きな八木重吉の詩を二編お届けします。
これらの詩は、別々の作品ですが、偶然同じタイトルなのです。
さて、それは何でしょう。

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きれいな気持ちでいよう
花のような気持ちでいよう
報いをもとめまい
いちばんうつくしくなっていよう

***

人と人のあいだを
美しくみよう
わたしと人とのあいだをうつくしくみよう
疲れてはならない

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この二編の詩を味わう時、私の心が凛とします。
私の心の内側に美しくないものがあるなら、
それらを完全に浄化してくださいと祈りたくなります。
そしてそのためなら、
私はあらゆるものを捨ててしまっても構わないと思います。


先ほどの問いの答え、この二編の詩に共通のタイトルは
「ねがい」でした。

私もこれを願っていきたいと思います。

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