エッセイ お誕生日おめでとう。あなたはこの世の光です。

今日土曜日の午後は、学期に一度の誕生日ミサの日でした。4月から7月までにお誕生を迎える人たちのために、ミサを通して祈り、神父様から祝福を受け、皆でささやかなパーティーでお祝いするという素敵な行事。お祝いされる人たちも、お祝いする人たちも、今日は朝からちょっと特別でした。マリア会と、宗教福祉部の生徒の皆さんや係の先生方はミサやパーティーの準備で忙しく働いて下さいました。そして、皆で心を合わせてすばらしい午後にすることができました。コーラスクラブの皆さん、ミサ後の素敵な歌のプレゼントに感動して涙がでました。多くの皆さんに支えられた行事。感謝です。

IMG_0534「誕生日ミサ」― これは本校独自の行事です。ずっと前もって、宗教福祉部の生徒と先生方が、毎回毎回検討してベストを考え、参加する皆にとって最も神様を感じ、お友達と共に楽しい、そして心に残る集いはどんな集いだろうと計画を練って準備して募集する、このような細やかなアレンジメントが溢れている誕生日ミサは、全国でもノートルダムだけだと自負したいと思います。

ノートルダムの「誕生日ミサ」は、本校が大切にしたい生き方、伝えたいメッセージが溢れています。3つにまとめてみます。まず、自分の、そしてお友達の命について考えます。だれでも、自分が生まれてきた意味がわかっていて、それをキチンと説明できる人はいません。生まれてきた意味は、神様だけがご存じだからです。ただ、私たち一人ひとりは、その神秘をすでに頂いていることだけ、それだけははっきりしています。だれしも、神様が「命あれ」とお望みになられなければ、その命は生まれてこなかった。あなたも、あなたのお隣のお友達も、神様に望まれて生まれてきた大切な、大切な存在なんだと知ってほしいのです。

 

IMG_05352つめは、生まれてきた命は、神様のもとに帰っていくその瞬間まで、成長に招かれている、その事実を知ってほしい。「よりよく生きようとすること」、成長とはこれにつきます。何がよりよいのか、どう生きるのか、このことを日々、ノートルダムで学んでいます。そのすべてがコンパクトにまとめられている祈りを、私たちは終礼で唱えています。「平和を求める祈り」、これです。今日はミサの中で、自分の頂いている可能性、あるいは、頂いている「使命」について、よりよく生きることについて、神様と一緒に静かに考えることができましたね。

 

IMG_05373つめは、今日の「誕生日ミサ」は、皆であずかりました。パーティーも、皆が一緒にいたから楽しかったのですね。フルーツ・バスケット、盛り上がりましたね。私も3回ぐらいオニになってしまいました。そうです。私たちは一人ではない、共にいるのだ、ということを思い出してほしかったのです。このノートルダムに、皆ご縁を頂いて、このように「共にいる」。それは何てすばらしいこと。そのすばらしさを知れば、もっともっと、その輪を広げてください。一人残らず、寂しい人がいないように、つながっていてください。

それが誕生日ミサの大切なメッセージです。
今日のミサの表紙になっていたことば―「お誕生日おめでとう。あなたはこの世の光です」
この世の光となって生きてください。

7月生まれの私も、今日、バースデーガールでした。たくさんお祝いしてもらって、嬉しかったです。

前のページに戻る