エッセイ その眩しさは神様からの恵みのしるし
今日は、ノートルダム学院小学校の児童の皆さんをご招待しての、オープン・スクールを行いました。鹿ケ谷と北山という、お互いに離れたところにあるために日常的な出会いが多くありません。そのために、今日の午前中の半日、児童とその保護者の皆さんに日頃の女学院の雰囲気、クラブ活動や楽しい授業の数々を見ていただきました。本校の生徒の皆さんもご自身のできるところで満面の笑顔でのお手伝いを誠にありがとう。きっとノートルダム女学院の魅力が、あなた方によって、豊かに伝えられたと確信しています。
特別に卒業生も、今日は児童へのスピーチの応援に来てくれました。豊田桃子さん、松田眞子さん、新屋祐希さん。いずれもこの春に卒業したばかりのフレッシュ・パーソンたち。豊田さんは神戸大学経済学部、松田さんは畿央大学健康学部へ、新屋さんは京都大学医学部医学科へ、それぞれ進学されています。彼女たちはいずれも女学院が大好き、女学院で自己実現への道を見つけられたと確信を強くもっている人たちです。
豊田桃子さんは、希望大学への現役合格と共に、本当に多くの女学院での学校行事の数々を、イニシャティブをもって取り組み、大好きな新体操も続けられた秘訣は、女学院での一日一日が本当に充実していたからだとおっしゃいました。とにかく学校の授業をしっかり受ける。質問をしまくってその日中に解決するものは解決する姿勢を大切にしたことも。彼女の話を聞いていると改めて、女学院の素敵さが伝わってきます。できるものなら、私ももう一度、ここの生徒として生きたくなります。
松田眞子さんは、他の二人の同級生とともに、課外レッスンとして校内で続けておられた華道で、高校3年生で「花の甲子園」に出場、そして全国大会で北海道の高校に次いで準優勝になるまでのプロセスについて、自分を磨く素晴らしい体験であったことを、彼女らしい穏やかで丁寧な語り口で話してくださいました。誠におめでとう!
新屋祐希さんは、超難関といわれる京都大学医学部医学科へ現役で入れたことは、女学院での日々があったからです、と確信に満ちておっしゃいました。我が姉妹校であるアメリカのセントルイス・ノートルダム・ハイスクールに休学せず一年留学したことがきっかけで、勉学に目覚める彼女は、帰国後たった1年半以内の短時間で、やるべきこと以上をやり遂げられ、達成された実績はあまりにも大きいです。
3人の人たち、私はあなたがたを心から誇りに思っています。女学院の空気を思いっきり吸って、キラッと光るそれぞれの宝物を探し当て、それを大切に飛び立たれたあなたたち。あなたたちは、今日とても輝いていて私には眩しいくらいでした。次に会える時には、さらに眩しく感じることでしょう。この眩しさこそが、私を、そして学校を生かしてくれる神様からの恵みのしるしです。