「好き!なことして生きていこう」神谷麻梨さんによる研究者OG講演会を開催しました!
11月6日(金)、研究者OG講演会として、本校卒業生である神谷麻梨さんに講演していただきました。
神谷さんは本校在学中、科学クラブに所属しており、中学3年から高校卒業までの間に、幼稚園、小学校、中学校、博物館などで100回以上の「出前実験講座」を実施し、当時、メディアでも多く取り上げられました。この活動経験が彼女の進路を大きく決定づけ、現在は新進気鋭の研究者として活躍され、さらに、科学の楽しさを子どもたちに伝えるアウトリーチ活動にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。
今年、東ティモール大統領でノーベル賞平和賞受賞者のジョゼ・ラモス‐ホルタ氏と、オーストラリア国立モナシュ大学サイエンスセンター設立理事で世界的に有名な古生物学者であるパトリシア・ヴィッカーズ‐リッチ博士による共同執筆の教材絵本を、神谷麻梨さんが翻訳されました。東ティモールの伝説に出てくるワニと少年が、時間旅行をしながら、ティモール島の地質学的な歴史や生物の進化について学ぶ絵本で、すでに世界20か国以上の言語に翻訳され、世界中で読まれています。ヴィッカーズ‐リッチ博士は子供向けの科学教材を多く手掛けておられ、神谷さんは本校在学中から科学クラブの活動で同博士の恐竜の教材を翻訳しています。さらに神谷さんは、モナシュ大学へ招待され、研究発表を行っています。
講演のなかで神谷さんは、ご自身の活動体験や中高時代の体験の重要さ、科学を学ぶ喜びを伝えてくれました。コロナウイルス感染対策のため、同じ内容の講演を3回に分けて行っていただきましたが、どの学年でも生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
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今回、神谷さんが翻訳した絵本は、本校を通じて、希望される方々に無料配布を行うことになりました。
ご希望される方はお問い合わせフォームより、以下の内容をお知らせください。
・郵便番号・ご住所
・ご氏名(学校名・企業名)
・連絡先お電話番号
・ご希望の冊数
※少部数の場合は本校にて送料負担を致しますが、部数が多い場合には送料のご負担をご相談させていただくことがあります。