高校3年生 指輪贈呈式を行いました
10月25日(水)、指輪贈呈式を行い、父母の会様より高校3年生がスクールリングを受け取りました。
指輪贈呈式は1964年第10期卒業生の年から始まり、今年で59回目を迎える伝統ある行事です。
少し長くなりますが、スクールリングの起源についてご説明しようと思います。
高校や大学を卒業する際に記念として贈られる指輪をスクールリングあるいはカレッジリングと呼ぶそうです。カレッジリングは通称で、発祥の地 英国ではクラスリングと呼ばれ「出身や格式」を著わす意味を示すそうです。映画などで熱して柔らかくなった蝋のうえから刻印を押すシーン見たことがあると思いますが、貴族たちがこの手紙は私が書いたものですという証し(シグネット)としていたものです。それが、スクールリングあるいはカレッジリングの起源と言われています。
17 世紀ごろオックスフォード大学の得業生が「秀才の証」あるいは学位などを取得した記念として、英国貴族の実印であるシグネットリングに倣って作り始めたものと言われています。その後、アメリカ合衆国のウエストポイント士官学校やハーバード大学、イエール大学などのIVY リーグの名門8 大学にも伝わり、現在のように広まったと言われています。クラスリングは名誉あるグループに属し、それを身につけるに値する者というプライドを表現するものなのです。
指輪贈呈式は、高校3年生全員がテレジアホールに集まって行われました。
その後、ホームルーム教室に戻り、父母の会の常任委員様によるミニ指輪贈呈式を行いました。
ひとりひとり名前を呼んでいただき、スクールリングを受け取りました。
本校は創立71周年を迎え、現在に至るまで11,700人以上の同窓生がおられます。同じ『建学の精神』のもとに教育を受けたファミリーの一員であること、深い絆で繋がった仲間がいることを忘れずに、残りの高校生活の1日1日を大切に送ってくださいね。
最後になりましたが、高校3年生のために素晴らしい指輪贈呈式を準備してくださった父母の会の皆様に、心より感謝申し上げます。