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建学の精神・沿革

建学の精神

ノートルダム女学院は創立以来、時代のニーズに応えながらキリスト教精神に基づくVirtus et Scientia「徳と知」を建学の精神として教育活動を貫いてきました。

Notre Dame「ノートルダム」とはフランス語で「私たちの貴婦人」すなわちイエス・キリストの母、聖母マリアを意味します。その名を頂く本校は、聖母マリアを規範と仰ぎます。約180年前、ドイツで産声を上げたノートルダムは、世界に広がりながら、その地域や時代のニーズに応えつづけてきました。 キリスト教精神に基づく「徳と知」を教育理念とした人間の尊厳を信じ、全人的な成長に導く教育の姿勢をこれからも貫いていきます。

ノートルダムの歴史

1833 南ドイツでの出発

1833年、マザーテレジア・ゲルハルディンガーが南ドイツのババリア地方にあるノインブルクにノートルダム教育修道女会を設立。当時なおざりにされていた庶民の子供たちの教育、とりわけ女子の教育に対して時代に先駆けた取り組みを始めました。
「神に創られ、限りなく愛されている尊い子どもたちの無限の可能性を引き出し育てること」これがマザーテレジアとノートルダムの教育の目標です。

ドイツノインブルクに建てられた初めての校舎と当時の授業風景

1847 アメリカでの発展

1847年、ノートルダム教育修道女会はドイツ移民の子どもの教育を求められてアメリカに渡りました。
現地の求めに応え、ドイツの子どもばかりでなく、あらゆる国の子どもの学校を北米各地で始めることになりました。

ミルウォーキーに設立された最初のアメリカのノートルダム校

1948 京都へ

1948年、日本は第二次世界大戦敗戦直後で、物もなく、価値観の混乱した時代でした。こういう時代だからこそ、普遍的な価値観を教える女子校がぜひ必要だとの願いに応え、アメリカ・セントルイスから4人のシスターが京都に派遣されました。そして、1952年にノートルダム女学院中学校、53年に高等学校、54年にノートルダム学院小学校が開校され、61年には京都ノートルダム女子大学が開設されました。

日本に派遣されたシスターメリーユージニアと3人のシスター

そして、今日

現在、ノートルダムは、同じ精神のもとに世界の30数ヶ国で教育活動を展開しています。ノートルダム教育のスピリットは、豊かになった現代の人間教育においても、真の人間観や人生観を基礎づけるものとして受け継がれています。

沿革

1833.10

マザーテレジア・ゲルハルディンガー、ノートルダム教育修道女会創立。

1847.06

マザーテレジア・ゲルハルディンガーと4人のシスター、渡米。

1948.11

米国セントルイスから修道女会の4人のシスターが京都に派遣。

1952.04

ノートルダム女学院中学校開校。

1953.04

ノートルダム女学院高等学校開校。

1954.04

ノートルダム学院小学校開校。

1961.04

京都ノートルダム女子大学開校。