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教育理念、校章・校歌

教育理念

「徳と知」 Virtus et Scientia

ノートルダム女学院ではキリスト教精神に基づく教育を行い、一人ひとりの可能性を開花させます。「徳」は愛する、共感する、受容するなど人間の”内面の力”を、「知」は知識や、知的能力を超えた人間の”知恵”を意味します。人間にとって大切なこのふたつの力をしっかりと身につける教育を行っています。

ノートルダム女学院の教育の根底を支える人間観、世界観は、以下のとおりである。

人は一人ひとり、神によって特別に作られた個別に尊い存在である。
人は、人間同士はもとより、すべてのものの存在の連鎖によって支えられて生きている。
教育は一人ひとりの可能性の完全な開花をめざすものであり、多様な者が支え合い、共に生きることによって、世界はあるべき姿に変えられる。

ノートルダム教育修道女会

校名の由来

校名の由来Notre Dame とは「われらの貴婦人」を意味するフランス語です。

1597年、フランスに創設された「貧しきノートルダム修道女会」はキリストをひたすら愛し、日々に拝し、かつ祝しつつ、祈りと儲牲の生前ーを通じてマリア様に近づけるよう願ってノートルダムの名を頂きました。
そして修道女たちは、そのような理想の女性を一人でも多く育成するため、ヨーロッパ各地に学校を設立し、子女の教育に多大な貢献を成し遂げたのです。
その後、フランス革命によって壊滅に近い打撃を受けながらも、 一粒の麦は芽をふき、1833年には同修道女会は、 再び教育事業を開始して、その愛と光の翼を遠くアメリカ大陸にまで広げました。

米国南部管区セントルイスからやがて派遣されることになったシスター達によって、その恩恵は日本にまで及び、本校の創立を見るに至ったのですが、本校がノートルダム女学院と名称を定めたのは、単にこのノートルダム教育修道女会の名をそのまま移しかえたのではなく、第二次大戦直後の人心の動揺期にあって、誰もが希求した真に平和な世界は「徳と知」を兼ね備えた女性なくしては望み得ないことが痛感されたからであり、また、女性の理想像を聖母マリアに求め、その御手に女学院のすべてを託したいという願いがこめられています。

校章の由来

校章には本校に学ぶ生徒が、「徳」と「知」という人間にとって大切な二つの力をしっかりと身につけた女性に成長してほしいとの願いがこめられています。

校章の中央に位置する聖書に書かれたラテン語「Virtus et Scientia」は「徳と知」を意味する本校のモットーです。「徳」は“愛する”、“共感する”、“受容する”など人間の内面の力を、「知」は“知識”、“知的能力”を超えた人間の“知恵”を意味します。 徳と知の両方が伴ってこそ、真に価値ある人聞の成長が期待され、 これを導いて下さるのが我らの主イエズスキリストであり、 又その御母マリアです。紋章中央上部にJ(イエス).M(マリア) と記されたのはそれを象徴しています。
さらに聖書を支える月桂樹の花輪は学業の成就を意味し、棕櫚(しゅろ)の枝は勝利の喜びをあらわします。これは永遠の真理に向って雄々し〈立向かう人間の魂のみが最後に至りうる歓喜の境地であって、以上のような目的がこのノートルダム女学院に於て達せられるよう校章の外輸に「ノートルダム女学院」の文字が刻まれました。

校歌

校歌歌詞

みどりさやけく 日に照りはえて
小高き丘に わが学び舎の
そびえ立つ空に 暁の星
かがやきませば 集うわれらの
いとやすらけし
ああ ノートルダム

あしたの庭に 白露をふみ
知の真泉に まことをくみて
みちてあふるる ゆたけき望み
愛のきわみに みちびき給う
徳のかがみの
ああ ノートルダム

徳と知育の うるわし園に
ただようマリアの 香りに和して
百々千々の花 きっと咲きいで
清ら保ちて 讃えうたわん
聖父 聖子 聖霊の
とわのみ栄えを