昭和初期に建造された和中庵の空間。
晴れ渡る陽(ひ)の光の力強さ。
柔らかく、はかない曇りの日の静けさ。


そこは、訪れるたびに異なる様々な表情を私たちに見せてくれます。
その空間に工芸作品を置いたとき、作品は空間と融合し、
お互いを刺激し合い、共鳴し合います。

 
和中庵の空間の中で、工芸家3人の作品が放つ深く豊かな彩(いろどり)は、
時には永遠に変わらない静寂の中に横たわっているように、
時には移りゆく光の中で快活で鮮やかな色を放つように、
観る者には、たびごとに新たな印象を与えてくれます。

作品そのものが放つ不変の「彩(いろどり)」は、
和中庵という空間との融合により、変わりつづける「彩(いろどり)」に繋がる。
そのような「永続する彩(いろどり)」を
どうぞご堪能ください。

ノートルダム女学院中学高等学校 学校長 栗本 嘉子
 
 
   
 
 
 


会 期: 2019年5月
   9日(木)・10日(金)・11日(土)・12日(日)
  16日(木)・17日(金)・18日(土)・19日(日)
ギャラリートーク: 5月18日(土)14:00〜
B開催時間 木・金 :10:00〜18:00
土・日 :10:00〜17:00
*入場無料  


 

出品作家

片山雅美
 

 
プロフィール
 1950年京都山科生まれ。高校卒業後、京都市工業試験場で陶芸の基礎を1年間勉強、
修了後、陶芸作家 叶光夫先生の下で修業するも4か月で死去された。その後京焼窯元「叶松谷」へ、そこでは轆轤師、絵付師等々分業作業で裏方のお手伝い、自分の作品造りは出来なかったが、熟練の職人技を目の前で見る事が出来た1年半、そんな折、叶光夫先生の一番弟子で日展作家の西川實先生のお声がけで深草の工房で住み込み内弟子7年間の修行、陶芸家としての生き方を教えていただき作品造りも許され公募展に出品、作家として活動を始めた。1977年山科で独立。
 
日展会友・日本新工芸家連盟審議員
京都工芸美術作家協会理事
工芸京都同人
 

略 歴

 

1950年

京都に生まれる

1970年

京都市工業試験場 修了  西川實先生に師事

1975年

日展初入選(以後出展を続ける)

1977年

独立(山科に山雅窯)

1988年

 日本新工芸オーストラリア展 出品

1990年

国際花と緑の博覧会(政府苑) 出品

1997年

国際色絵陶磁器フェア九谷 出品(買上)

2001年

京都の工芸 エディンバラ展(イギリス)

2003年

大阪成蹊大学芸術学部非常勤教員 (2011年まで)

2006年

第20回国際交流総合展 毎年出展(京都市美術館)

2007年

「器ごころ食ごころ」~自作に盛る~ 京都新聞夕刊に連載

2010年

業人楽集 7人展(京都マロニエ) カウンティ美術館買上

2011年

初回中国高嶺国際陶磁芸術展(景徳鎮陶瓷館) 収蔵

2012年

第5回景徳鎮当代国際陶芸展(景徳鎮市陶磁芸術館) 収蔵

2013年

京都工芸の精華展 ベトナムハノイ美術館

2015年

琳派400年記念展 京都文化博物館、東京日本橋高島屋

   

2016年

ドイツケルンにて (京都‐美‐ケルン)展 出品

台日芸術交流展 長流美術館・台北館

 

 

主な受賞

日本新工芸展 会員賞・知事賞・市長賞(外務省買上) 京都工芸美術展 新人賞・優秀賞(京都府買上) 京展 楠部賞・市長賞 京都工芸美術作家協会展 知事賞 日展 特選受賞

   

個 展

東京・京都・滋賀・大阪・神戸・三重・奈良・富山・甲府等 各地にて開催

 
黒田敬子
 

 
プロフィール
ノートルダム女学院高等学校を卒業してから、大学は文学部に進学し、卒業後は総合職でアパレルの企画に勤務。それまでたいした疑問も持たず過ごしましたが、積極的に取り組めてやりがいを感じられる自分にふさわしい職業を探すべく、様々な習い事を始めてはやめる事を繰り返し、ずいぶん長い自分探しの旅に明け暮れました。2000年に単なる習い事のひとつとしてサンドブラストガラス工芸と出会い、最初は月に2回のおけいこ事に過ぎなかったサンドブラストが、師のお手伝いを始めてから師の師匠である先生に直接ご指導をあおぐこととなり、徐々に自分の中で無くてはならないものになって行きました。その後この道に進もうと、2011年に幼少期を過ごした懐かしい京田辺市松井山手の地にアトリエを構えて独立し、現在に至ります。
 多くの方々との出会いにここまで育てていただき、今回の展覧会の実現に導かれましたことに心より感謝しております。今後は愛する母校や社会にご恩返しをできるよう、感謝の気持ちを忘れずに作品づくりを続けてまいりたいと思っております。
 
日本工芸会研究会員、京都工芸美術作家協会所属
 
 

略 歴

 

1983年

ノートルダム女学院高等学校入学

1986年

ノートルダム女学院高等学校卒業(31期生)

2000年

ガラス工芸作家 山田えい子氏に師事(〜2008年)

2003年

ガラス工芸作家 竹内洪氏に師事(〜2011年)

   

2006年

第20回京都芸術祭「国際交流総合展」京都市市長賞受賞/
京都市美術館別館

   

2006年

大阪工芸展 入選/アジア太平洋トレードセンター(ATC)

2007年

大阪工芸展 入選/アジア太平洋トレードセンター(ATC)

2007年

京展 入選/京都市美術館

2009年

大阪工芸展 入選/アジア太平洋トレードセンター(ATC)

2009年

京展 入選/京都市美術館

   

2010年

京都工芸ビエンナーレ 入選/京都文化博物館
第56回全関西美術展 入選/大阪市立美術館

   

2011年

第23回伝統工芸諸工芸部会展 入選/三越本店
京都工芸美術作家協会展 出品(以後毎年)

   

2011年

日本伝統工芸近畿展 入選

2011年

黒田敬子ガラス工芸個展/高島屋京都店美術工芸サロン

2012年

京都美術・工芸ビエンナーレ2012 入選/京都文化博物館

2013年

日本伝統工芸近畿展 入選

2013年

黒田敬子ガラス工芸個展/高島屋京都店美術工芸サロン

2014年

日本伝統工芸近畿展 入選

2016年

黒田敬子ガラス工芸個展/高島屋京都店美術工芸サロン

2018年

日本伝統工芸近畿展 入選

2016年

KOGEI美の創造 出品/京都文化博物館

2018年

黒田敬子ガラス工芸個展/高島屋京都店美術工芸サロン

2019年

日本伝統工芸近畿展 入選

徳力竜生
 

 
プロフィール
 1964年京都太秦生まれ。高校卒業後、渡米しカリフォルニア州立大学ロングビーチ校(CSULB)において美術を専攻。在学中は美術全般としてガラス、金工、木工、シルクスクリーンなど色々な分野を学ぶ。
 卒業時には まだガラスをしたい、という思いは固まっていなかったが、それからしばらくした後にパリやベネチア、ローマなどを訪れた際、ガラスに魅了され、帰国後 独学でガラスを再び学び始める。技術や知識を得るためにガラスメーカーのあるシアトルやポートランドを何度も訪れる。
 30代後半、より高きレベルを目指して日展など公募展等に出品。独自で創作活動をしていた頃と比べ、探究意欲がいっそう刺激される。
 現在、日に日に成長していく7歳の一人娘に刺激を受け、益々の努力を重ねるべく奮闘中。
 
日展会友、創工会会員、京都工芸美術作家協会理事、
日工会監事、工芸京都同人、大阪工芸協会会員、
京都芸術祭国際交流総合展実行委員、象の会同人
 
 

略 歴

 

1964年

京都府生まれ

   

1988年 

カリフォルニア州立大学
ロングビーチ校美術学部 卒業

   

2004年

日工会展 読売テレビ賞受賞
(‘10日工会賞、‘11中日賞、‘13、‘14日工会会員賞)
全関西美術展 ターナー賞受賞
(‘05佳作、‘06第一席、‘08第三席、‘10席、‘11読売新聞大阪本社賞)

   

2005年

京都国際交流総合展 京都市国際交流協会賞受賞
(‘07京都新聞社賞)

   

2008年

大阪工芸展 大阪府知事賞受賞
(‘09大阪工芸大賞、‘12大阪工芸協会会長賞、‘17一圭賞)
京都工芸の精華展
(フランス パリ)‘13ベトナム

   

2009年

京都工芸美術作家協会展 奨励賞受賞
(‘10京都府知事賞)

   

2010年

創工会京都工芸賞・京都新聞社賞受賞
(‘13創工会第25回記念賞)

   

2012年

大阪工芸展審査員(‘14、‘15、‘18)

   

2003年

大阪成蹊大学芸術学部非常勤教員
 (2011年まで)

   

2006年

第20回国際交流総合展
毎年出展(京都市美術館)

   

2013年

京展 京都市美術館賞受賞

   

2015年

日工会展審査員
日展特選受賞

   

2016年

台日藝術交流展(台北)
長流美術館

   

2018年

全関西美術展審査員

 

 

コレクション

京都市美術館、
在ベトナム日本大使館、
下鴨神社
ノートルダム学院小学校、
京都ノートルダム女子大学

  

 

主な受賞

日本新工芸展 会員賞・知事賞・市長賞(外務省買上) 京都工芸美術展 新人賞・優秀賞(京都府買上) 京展 楠部賞・市長賞 京都工芸美術作家協会展 知事賞 日展 特選受賞

   

個 展

東京・京都・滋賀・大阪・神戸・三重・奈良・富山・甲府等 各地にて開催


 
アクセスはこちらをご覧ください。
 
なお、駐車スペースが十分にございませんので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。