高校3年生の選択授業「家庭演習」において、本校では初となる「アーティフィシャルフラワー(高品質な造花)」を取り入れた体験授業を実施しました。
講師には、本校卒業生でもあるアーティフィシャルフローリスト/アーティサリーデザイナーの田中満子先生をお迎えしました。
卒業生・田中満子先生をお迎えして
教室に運び込まれたアーティフィシャルフラワーを目にした生徒たちからは、「本物と見間違うほど繊細!」「花弁や茎の質感はもちろん、中心の花粉まで再現されていて驚いた」といった声があがり、従来の「造花」のイメージを覆すクオリティの高さに一気に引き込まれていきました。

自分らしさを表現するコサージュ・ミニブーケ制作
今回の課題は「コサージュ」の制作です。生徒たちはメインとなる大輪の花を選び、そこに小花やリボンなどを組み合わせてデザインを考案していきました。

自由度の高さゆえの楽しさと難しさ
生け花の授業で学んだ「生花を水に生け、空間を作る表現」とは異なり、平面の中で色やパーツの配置を試行錯誤する作業に、生徒たちは大苦戦。「同じお花でも角度や向きを少し変えるだけで全体の表情がガラリと変わる」「組み合わせが無限にあるからこそ決めるのが難しい」と頭を悩ませながらも、集中して作品作りに向き合いました。
土台とパーツが織りなす一体感
最初は「派手すぎるかな」「土台の色と合うかな」と心配していた生徒も、田中先生のアドバイスのもと接着を進めると、隠したい部分が隠れ、ボリュームを出したい部分が見事にカバーされる構造の美しさに感動していました。
さらに今回は、田中先生のご厚意により急遽「ミニブーケ」の制作も行えることとなり、一人ひとりが自由な発想で配置を考え、大満足のクリエイティブな時間を過ごすことができました。

生徒たちの感想より――アーティフィシャルフラワーの魅力
授業を終えた生徒たちの感想からは、生花とは異なるアーティフィシャルフラワーならではの魅力や気づきがたくさん寄せられました。
- 季節にとらわれない表現
「12月の結婚式で大好きなヒマワリのブーケを持った」という田中先生のお嬢様のエピソードが印象的でした。季節に関係なく好きな花を選べたり、大切な人にプレゼントできたりするのが本当に素敵です。 - 思い出を長く残せる喜び
水やりや手入れの心配がなく、花粉症を気にせず飾っておけるのが嬉しいです。ずっと綺麗なまま思い出を残せる魅力を知りました。 - 個性あふれる作品たち
同じメインのお花を選んでいても、一人ひとり全く違う雰囲気のコサージュが完成しました。自分らしさを形にできて嬉しかったです! - 田中先生への感謝
一人ひとりの希望に優しく丁寧に寄り添い、たくさん褒めて教えてくださったおかげで、とても楽しく制作できました。

おわりに
完成した作品はどれも個性豊かで、生徒一人ひとりの「自分らしさ」が光る素晴らしい仕上がりとなりました。身近な100円ショップなどでも材料が手に入ると知った生徒からは、「これからも色々な作品を作ってみたい」「今回の学びをこれからの生活で活かしたい」といった前向きな声が聞かれました。
お忙しい中、母校の後輩たちのために温かくご指導をいただきました田中満子先生に、心より感謝申し上げます。