4月14日(火)、15日(水)の二日間で黙想会を行いました。
今年度も6名の指導者にお越しいただき、学年ごとのテーマに沿った取り組みをじっくり行いました。

◆中学1年生◆
ご指導:カトリック兵庫教会 松永 敦神父様

中学1年生は、入学3日目、4日目に黙想会がありました。
初日は「見えるもの、見えないもの」をテーマに、神父様のお話を聞いたり、個人ワークやグループワークを行いました。
2日目は、前日の話を踏まえて、映画「シャーロットのおくりもの」を鑑賞し、また、校内の聖堂で中1全員でミサに参加しました。「はじめてのこと」がたくさんあったと思いますが、ひとつしっかりと、そして楽しむ新入生の姿を見て、担任団一同、頼もしく思いました。

◆中学2年生◆
ご指導:カトリック宇治教会 菅原 友明神父様

「あなたと出会う」をテーマに、ジョージ・G・ロビンソンの『思い出のマーニー』を教材として使用しジブリのアニメを視聴しながら、宗教とは何か、本当の自分とは何か、呼びかけに応えるとは等、司祭からの問いかけ、解説を通して深く考える時間となりました。
生徒たちは同じ年頃の主人公に共感しながらも自分自身について見つめ直し、目に見えるものだけが全てではなく、自分たちの世界には見えないが確かに「存在」するものがあることを意識できるようになったと思われる。そして、人間世界の尺度ではなく、「あなたはあなたのままでいい」という、無条件で愛される存在としての自分も、意識できるようになったようである。忙しい日常から少し離れて、人間存在の本質的な問いについて考えられる貴重な時間となりました。

◆中学3年生◆
ご指導:カトリック桜町教会 高山 徹神父様

中学3年生の黙想会は「あなたはかけがえのない存在」というテーマで髙山神父様に行っていただきました。髙山神父のギターに合わせた歌声からスタートし、和やかな雰囲気をつくられました。その後、自分の好きな物を書き出した「ビンゴゲーム」で自分のこと、友達のことを知るということを行いました。DVD「1リットルの涙」では治療法の無い難病の高校生の生き方・周囲の接し方を、「だいすき!」では、軽度知的障害の母と娘、そして周囲との触れあいについて考えました。
二日目はマインドマップを使って自分と周囲の関係を確認したり、「西の魔女が死んだ」のDVDにより、不登校の孫とおばあちゃんの触れあいについて考えました。どの内容も生徒達には心に響く活動となっていました。

◆高校1年生◆
ご指導:柳田 敏洋神父様

高校1年生は「私を見つめ、心に愛と平和を育てる」をテーマに、柳田敏洋神父様よりマインドフルネス瞑想のご指導をいただきました。これからの高校生活の中で、生徒たちがネガティブな思考や感情にとらわれてしまうことも、きっとあるでしょう。そのようなとき、感情に巻き込まれず、落ち着いた心を取り戻す方法の一つとして、「呼吸瞑想」や「食べる瞑想」など、さまざまな実践をご紹介いただきました。
生徒たちにとって瞑想は初めての体験でしたが、五感を意識しながら、「今ここにある自分」を大切にすることを学ぶことができました。

◆高校2年生◆
ご指導:カトリック大阪高松大司教区社会活動センター『シナピス』 松浦 篤子様

カトリック大阪大司教区シナピス難民委員会の松浦篤子先生を講師にお迎えしして、「世界中の抑圧されている貧しい人々、低みから立つ仲間たち」に寄り添う支援活動についてのお話を伺いました。「日本人とは誰のことか」という問いかけから始まり、様々な事情から日本へやってきて、日本で働き、日本で暮らす人々、そして、戦争や紛争に苦しむ地域から必死で助けを求める人々の厳しい現実にショックを受ける一方で、多くの困難にも決して諦めることなく、カトリック教会の人的・物的ネットワークを活用しながら、失敗すら糧にして支援活動に取り組む松浦先生の熱意と信念に触れた2日間でした。

◆高校3年生◆
ご指導:カトリック男子跣足カルメル修道会 中川 博道神父様

新年度を迎え、最終学年をスタートさせた高校3年生が、自らの生き方を見つめ直しました。カルメル会・中川博道神父の導きのもと、シンギュラリティ時代の人間の在り方から聖書の愛の原則まで、幅広いテーマに取り組みました。
「人間は一人では人間になれない」という言葉に多くの生徒が心を動かされ、今の自分を支えてくれた人々の存在に思いを馳せる姿が見られました。「相手を無視しない、馬鹿にしない、一緒にいる、ちゃんと聴く——この四つを忘れずに生きたい」という生徒の言葉が、充実した二日間の実りを物語っています。

2日間の黙想会を通して学んだこと・感じたことを、これからの学校生活や日常でもたびたび思い起こしてみてください。