高校3年生の選択授業「家庭演習」で、10月7日(火)に7名の生徒が着物の着付け実習を体験しました。
この貴重な機会は、公益財団法人 京都和装産業振興財団様のご支援により実現し、市田ひろみ服飾アカデミーの雨森直子先生と小泉隆子先生を講師にお迎えし、一つ一つ丁寧なご指導をいただきました。

生徒からは、「着物を着ると、自分も友達もすごく印象が変わり、綺麗に整って見えて新鮮でした。たたむときもきれいにたためて、着物の丁寧な作りや日本の文化のすばらしさを感じました。」「一番楽しかったのは、最後の帯をリボンのように形作ることでした。一人ひとり形が少しずつ違って個性が見えるのが面白かったです。帯の裏地の柄を見せるアレンジも初めて知り、面白かったです。」といった感想を寄せてくれました。
今回の実習では、生徒たちのこれまでの学びの成果も光りました。着付け後の写真で生徒たちが手にしている巾着は、6月に田中直染料店の鹿児島功也先生にご指導いただいた藍と黄肌で染めた風呂敷を使用しています。さらに、9月に山田繊維株式会社の山田悦子先生に習った風呂敷の活用法を思い出し、自分でバッグに仕立てたものです。



足袋に草履を履き、校舎を飛び出して屋外で撮影した時間は、高校3年生の思い出に彩りを添える貴重な体験となりました。
