7月18日(金)、「CASUAL DAY」という企画が実施されました。文字通り、制服ではなく私服で1日を過ごすというものです。
この企画は、HOUSEプログラム(高校3学年のグローバル英語コース生が縦割りで3つのHOUSEに分かれ、生徒が主体となってプログラムの内容を考える授業)の中で企画されました。
昨年度卒業された先輩たちが主体となって生まれたこの企画。3年生は受験勉強やクラブ活動と両立しながらも、職員会議に参加し対話の機会を持ちながら、学校を動かす当事者として企画立案・実行・振り返りなどのフォローアップまでのほとんどを「生徒だけ」で運営してくれました。
当日は高校1年生から3年生まで、コースの枠を超えて多くの生徒が私服で登校し、いつもと少し違う日常を楽しみながら過ごしていました。

<以下、運営してくれたグローバル英語コース3年生生徒からのメッセージです。思いが溢れて少々長くなっておりますが、どうか最後までお読みください。>


今回のカジュアルデーを開催するにあたり、昨年の開催から変更点が多くあり、その度にHOUSEリーダーズで話し合いを重ねてきました。
私たちグローバルコースの先輩方が昨年、本校でカジュアルデーを実現してくださった「この大きな変化をどう受け継げるのか。」「今年度、私たちは何をレベルアップさせて、どのように学校を変化させていけるのか」を念頭に置きながら進めていきました。
リーダーズのミーティングでも意見が割れてしまったり、中々前進することが難しかった時期も少なくなかった印象があります。しかしその度に一つ一つ丁寧に向き合い、まずは先生方へのプレゼンテーションに向けて準備を進めていきました。

多くの先生方の前で企画を提案することはとても勇気のいることでしたが、全員で力を合わせて乗り越えることができたことは、私たちリーダーにとっても特別な経験になりました。
長い準備期間を経て、私服で家から登校する新しいカジュアルデーの開催が決定しました。これで一安心かと思いきや、その後も多くの壁が待ち受けており、イベントを企画することの難しさを痛感しました。「どうしたらみんなが参加してくれるだろう?」「どうしたらワクワクさせられるだろう?」という問いを出発点にさまざまな工夫を重ねた結果、グローバルコース以外の生徒の皆さんや先生方にもPRの協力を仰ぎ、たくさんの手助け・応援の言葉をいただきました。

当日の朝は、皆さんに楽しんでいただけるかどうか緊張していましたが、笑顔で登校される様子を見て安心しました。また、参加した生徒・先生だけでなく、参加はされなかった先生の中にも募金活動に積極的にご協力いただいた方が多く、改めてカジュアルデーの意義を実感することができました。
開催後に実施したアンケートでも嬉しい声も多く寄せられ、大きな励みになりました。特に、「普段あまり喋らない人と、その服かわいいねという声をかけられて嬉しかった。」「いつもより教室の雰囲気が和やかだったし、授業に集中しやすかった。」「先生のカジュアルが見られて楽しかった。」など、私たちが目指していたものが伝わったのが分かり、すごく嬉しかったです。

開催までには大変なことも多くありましたが、参加者の皆さんが楽しそうに過ごしている姿を見て、頑張ってよかったと心から思いました。
今回のCasualDayは、わたしたちに大きな自信をもたらしてくれました。
高校生らしい団結力を感じることができた、素晴らしい時間となりました。

次回以降の課題もたくさんありますが、今回のイベント企画運営を通してでしか得られなかった大きな学びを糧にこれからも全力で色々なことに挑戦したいと思います。
改めて、ご理解ご協力いただいた先生方、生徒の皆さん、本当にありがとうございました。

今回は高校生のイベントとして開催されましたが、実施までにはあらゆる困難があったようです。諦めずに最後までやり切ったからこそ溢れてくる思いを感じ取ることができました。
チャレンジすることを恐れずに、次回も頑張ってください!!