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ArCSⅡ(北極域研究加速プロジェクト) 小川先生の講演

1010()に北海道大学の小川先生を招いて、高校1年STE@Mコースの生徒と中学3年STE@Mトラックの生徒が北極圏での活動についてお話を聞きました。
小川先生は、実際に北極圏で現地の方と生活を共にしながら調査を続けており、場合によっては1つの船の上で10日間、数人で暮らす体験もされています。
睡眠スペースは交代、トイレは1つのバケツを交代で使用する・・といったような厳しい中でひたすら獲物の「イッカク」を待ち続けたそうです。
実際現地の生活で使用する、キツネの毛皮や野生生物から捕れた物で作られた様々な道具類も見ることができ、生徒たちも目を輝かせていました。
7時間目は中学3年生だけで、歯のスライスした物から年齢を数える体験や、北極でとれる多くのエビの種類を見分ける実習をすることで、小川先生の活動の一部を知ることもできました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

北極域は、地球温暖化の影響が最も顕著に現れている地域です。
海氷の急速な減少や氷床融解の加速など、北極域の自然環境の急激な変化は、北極域にとどまらず、地球全体の環境や生態系に大きな影響を与えることが科学的に指摘されています。
そういった環境の中でも生活をしている人がいること、地球温暖化によってその生活が脅かされている先住民の方がいること、私たち一人一人は何ができるのか・・・小川先生のように第一線で研究活動をされている方のお話を直接聞き、グローバルな視点で考えてみるきっかけになればいいですね。

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