エッセイ 教室に掲げられた聖句

4月19日付けのブログでお約束したとおり、今日は、教室にかかっている聖句について、お話したいと思います。現在、25のホームルーム教室、15を超す特別教室の黒板の上部に、聖句がかかっています。どれ一つとして同じ言葉はありません。生徒はお友達のホームルームを訪ねると異なる聖句に出会います。そして特別教室に移動した時も同じです。
 
今年に入って、この聖句の装いが新たになりました。今年お祝いする60周年に因んで、ある卒業生の方が、この聖句が入る校内のすべての額縁をご寄贈してくださることになったのです。本当にありがたいことです。この学校の魂、すなち神様の息吹のほとばしりが、より鮮明に伝わってきます。特別教室の聖句は、シスターアスンタ福島先生の肉筆による聖句です。私が生徒の頃に、ずっとこの学校で書道を教えてくださっていたシスターが、修道院で心を込めて書いてくださったものを、先日頂きにいって参りました。私の感謝の気持ちが溢れています。特別な和紙だったせいか、あるいは私の気持ちが引き締まっていたせいか、シスターから託った時、ずっしりと重く感じました。
 
新しい額と新しい書、これが今、教室の十字架の横に掲げられています。どうか、一句一句のみ言葉が、在学中の生徒たちの魂にしっかりと届き、彼女たちの生涯にわたって生き続けるものとなりますように祈ります。
 
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