学校長の日記

ノートルダム女学院中学高等学校 2017年度 入学式 式辞

2017年度 ノートルダム女学院中学高等学校 入学式 式辞
2017年4月8日 
学校長 栗本嘉子


_DSC1206新入生の皆さん、ノートルダム女学院中学高等学校へのご入学、誠におめでとうございます。本日、皆さんをこのようにお迎えすることができて、私は本当にうれしく思っています。保護者の皆様、高いところからではありますが、本日はお嬢様のご入学、誠におめでとうございます。これまで慈しみを込めて大切に育ててこられたお嬢様を、ノートルダム女学院というこの神様の慈しみに溢れる学び舎にお迎えすることができる幸せと、またその責任を噛みしめております。どうぞよろしくお願い申し上げます。そして、ご来賓の皆様、本日は、お忙しい中本校入学式にお越しいただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

さて、改めまして、新入生の皆さん、ノートルダム女学院へようこそ。今ここにおられる皆さんは、偶然寄せ集められた人々の集団ではなく、ご縁があって呼ばれ、それに応えたお一人おひとりから成る尊い集まりです。そのお一人おひとりを、私は、ノートルダム・ファミリーのメンバーとして、心からの喜びのうちに、歓迎いたします。

ノートルダム女学院の初代学校長シスターメリーユージニア・レイカーは、とてもシンプルですが大切な言葉を残されています。 “Be a Lady” 「あなたたちは、レディーでありなさい。」私たちノートルダムがめざすレディーとは、まぎれもなく、聖母マリアのことです。皆さんは今日から、ノートルダムの小さなレディーたちです。小さな、という意味は、まだ完成していないという意味です。皆さんが18歳になって、この学び舎を巣立つとき、女性として聖母マリアの生き方を生涯かけて追い求めようと、しっかりと決意できていることでしょう。それまでの6年間、3年間は、ここで、様々なことに関わり、学び、感じ、聖母マリア様のような素敵な女性になるように努めてください。

ノートルダム教育をしっかりと受け継いだあなたが、18歳になって卒業していく時、その姿はどうなっていてほしいのかという私の願いを述べます。

あなたは、その時、自分が神様からこの上なく愛されて生かされていることを知り始めており、自分も他者も尊び、大切にすることができるようになっています。
あなたは、その時、自分の可能性を信じ、自分の内なる力を見つめながら、主体的に考え、独創的にものごとを選択しながら成長し、そして神様がみ許にお呼びになるその日まで、その成長は続くと信じています。
あなたは、生きとし生けるものはすべて神様がおつくりになったものと知り、社会や宇宙の仕組みの中で、自分とそれらのつながりを大切にして、他者や自然のあらゆるものと支え合い、協働的、対話的に関わるすべを知っています。
あなたは、その時、自分のすぐ近くで、またこの世界のどこかで、弱い立場、つらい立場に置かれている人のことを決して忘れることなく、強く共感する心をもっており、自分から出かけて行って、彼らの幸せのために、自分にできる限りを尽くして行動しようと努めます。
最後に18歳になられているあなたは、この世界が神様の調和の中で美しく輝いている姿を喜び、そうでないところがあれば、再び輝きを取り戻すように具体的に助けようと努めます。今から3年後、6年後の社会は、IT化やグローバル化、そして人工知能の進化とともに、加速度的に激変していることでしょう。すでにあなたがその時点で蓄えている知識や技能のみに頼ることができなくなり、より独創的に、より協働的に、より多くの様々なものを取り入れながら、地球全体の共通善に向かって力を結集していく時代へと進化していることでしょう。人間の手によるそれらの進化は、必ずしも神様が嘉される調和といつも一致しているとは限りません。常に、時代が取りこぼしてものに敏感な眼をもち、善なる働きができる、それがノートルダム教育のめざすものの一つです。

_DSC1207ノートルダム女学院があなたに願う生き方とは、具体的にはこのようなことを意味するのです。だからノートルダムの小さなレディーであるあなたは、まず、毎日の日常を丁寧に生きることから始めます。乱暴な言葉をつかったり、人の悪口陰口を言ったり、人の嫌がること、人が悲しむことは決してしません。まず、自分から優しく微笑み、挨拶することから、その人との関わりを始めます。人から自分にしてもらいたいと望むことを、まず、自分からその人にします。そして周りを照らす光となって、諍いあるところにゆるしを、分裂から一致を、誤っているところには真理を、絶望のあるところに希望をもたらす者となってください。

さて、私はこれまでに幾度となく、「神様」という言葉を使って、この学校が一番大切にしているお方のことをお話してきました。最後にあなた方に申し上げたいこと、それは、どうか、この6年間、3年間の間に、あなた方お一人おひとりをこよなく愛されている神様の優しさ、愛深さにふれてほしいと願っているということです。神様は、目に見えるお方ではありません。直接声を聴くこともなかなかできません。でも、この学校でお友達や先生方と過ごす様々な機会、あるいは、あなたが一人で静かに、清々しい朝日の中を歩いたり、美しい夕焼けを眺めたりした時に、ふと、神様がわかるような気がする、そのような想いを、どうか大切にしてください。私は、皆さんが一生懸命学習や活動に取り組んでほしいと望むと同じくらい大切なこととして、本校が、私自身が、最も大切にしている神様とあなたが出会ってほしいと心から願っています。それは、説明されてわかるものではなく、本を読んで知るものでもない。自分の心の扉を開けてみて初めて可能になる出会いなのです。神様は皆さんお一人おひとりに出会いたいと強く望んでくださっています。皆さんが、その心の扉を開けさえすれば、神様とはきっと出会えるのです。それほど、神様はあなたの近くにいらっしゃいます。それをどうか信じてください。信じるとは、目に見えないことがらを確信することです。そしてそれは、被造物として作られた我々の人間のできる、最も崇高な魂の行為だと私は思っています。神様とのその出会いの瞬間がたとえいつ来ようとも、卒業して何十年後に来ようとも、ノートルダム教育はその瞬間のためにあったと言っても過言ではありません。神さまにふれ、自らの尊さを知り、自らの生かされていることに気づき、生きとし生けるものと一体となって神様を賛美すること、それがカトリック学校ノートルダム女学院の、その教育の真髄だからです。

神様の祝福が皆さんの上に豊かにありますように祈ります。

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